症状別・不眠症の違いと睡眠薬の種類

2018年11月30日

睡眠薬の選び方について

不眠症とひとことで片づけてしまうことはできないほど、症状には個人差があります。
どんなふうに眠れないのかによって用いる睡眠薬は違ってくるため、まずは自分がどんな不眠症なのかを知る必要があります。
症状について理解したうえで、どんな作用をもった睡眠薬が最適なのかを選択。

適切な対策を進めるためには、不眠症と睡眠薬、両方の知識が必要です。

睡眠障害について知ろう

不眠症という大きな症状は、4つの睡眠障害に分類されています。
どれかひとつの症状だけが現れる人もいれば、いくつかの症状に悩まされている人も。
自分が抱えている症状がどれに当てはまるのか、チェックしてみましょう。

【入眠障害】
「眠りたいのでいつまで経っても眠れない」というのがおもな症状です。
眠りにつくのが困難で、さぁ寝ようと横になってから30分~1時間以上経っても就寝できないタイプ。【中途覚醒】
一旦は就寝できるものの睡眠中に何度も目覚めてしまい、起きてしまったらもう一度眠ることが難しいという症状。
比較的年齢が高い人や、寝酒の習慣がある人に多くみられます。【早朝覚醒】
目覚まし時計よりもかなり早く起きてしまうという症状。
起床の予定時刻よりも2時間以上早く目が覚めてしまい、再び眠ることができずに朝を迎えてしまいます。【熟睡障害】
十分な睡眠時間がとれているはずなのに、ぐっすり眠れたという満足感が得られない症状。
加齢にともなう睡眠の質やリズムの変化がおもな原因です。

睡眠薬の働き・強さとは

睡眠薬はおもに、脳の働きを鈍くさせるタイプと自然な睡眠を起こさせるタイプの2種類があります。

脳に作用する睡眠薬

GABA受容体作動薬といって、ベンゾジアゼピン系・非ベンゾジアゼピン系に分類されます。
脳の緊張・興奮状態を抑制する神経伝達物質・GABAの働きを促すことで、脳をリラックスさせて催眠作用を発揮。
薬剤によって、作用時間の長さや効果発現までのスピードは異なります。

1900年代前半にはバルビツール酸系の薬剤が主流でしたが、安全性の低さから現在では用いることがほとんどありません。

自然な眠りを促す睡眠薬

・メラトニン受容体作動薬
体内時計のリズムを司るホルモン・メラトニンの働きを高めます。
メラトニンが正常に働いている人は20時頃から分泌がはじまり、深夜にピークを迎えて夜が明けて太陽光を浴びることで減少。
メラトニンの分泌が活発になると身体は休息モードになり、入眠しやすくなるのです。

 

・オレキシン受容体拮抗薬
オレキシンは、脳の覚醒状態を維持する神経ペプチドのこと。
この働きを弱めることで、興奮・緊張状態にある脳を睡眠モードへと切り替えます。

どちらも薬の強制力ではなく、身体の機能を高めて安定した睡眠を得たいと考える人におススメ。
副作用の心配が極めて少ないという長所を持つ半面、効果が物足りなく感じる場合もあります。

いかがですか?
このように、不眠症を改善するためには症状と薬の両方を知っておくことが大切。
効果がある睡眠薬=自分の症状に適した睡眠薬を判断できるかどうかが、スムーズに不眠症を改善していくためのカギとなります。
不眠症と睡眠薬の関係について理解を深めたうえで、自分にピッタリの薬が探せるといいですね。

Posted by MARIA


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