通販は怖くない?睡眠薬の海外通販で気をつけるべきこと
ネットで睡眠薬が買えるというのはとても便利なことですが、残念ながらメリットばかりではありません。
医療機関を介入させずに医薬品を服用するということのリスク、顔の見えない相手と取引をすることのリスクを把握し、回避する方法を知りましょう。
個人輸入でのリスクヘッジを考える
海外医薬品を取り扱う通販サイトはたくさんあり、利便性の高さから多くの日本人が利用しています。
その分違法な営業を行うサイトというのも存在していて、利用者は偽造薬や粗悪品による詐欺や健康被害のリスクと隣り合わせ。
どんなサイトなら信用していいのか?
個人輸入でのトラブルを避けるために気をつけることは?
安全な通販利用のために、適正なサイトを見抜く目を養っていきましょう。
悪徳業者を見抜く
「注文した商品が届かない」
「届いた薬を飲んでみてもまったく効果がなかった」
「服用後、体調不良が続いている」
こんな目に遭わないためには、適正な運営を行っているサイトを見極めることが重要。
では、信用して利用できるのはどんなサイトなのでしょう。
□クレジットカードでの支払いができるか?
□第三者機関による商品の鑑定書が掲載されているか?
□正規品取り扱いと明記しているか?
□販売価格は安すぎないか?
□電話対応のスタッフがいるか?
これらをクリアしているかどうかが、信用度合いを図るポイントです。
ほかに、サイトの運営歴が長い・利用者からの口コミ評価が高いといった点も大きな判断材料。
反対に、電話でのサポートどころか電話番号が公開されていない、支払い方法は振り込みだけ、格安で送料無料といったサイトは要注意。
粗悪品を取り扱っている可能性アリです。
海外通販で睡眠薬を買うというメリットを得るため、避けられるリスクは徹底的に予防しましょう。
通販してはいけない医薬品もある
日本において医療用医薬品に分類されている睡眠薬が通販で買えるというのは、個人輸入の大きな魅力。
しかし買ってはいけない医薬品という存在もあるのです。
「麻薬及び向精神薬取締法」によって向精神薬にカテゴライズされている睡眠薬は、海外からであっても購入はNG。
依存や乱用のリスクが危惧されており、医療機関でも一度で処方できる量は上限が設けられています。
アモバンやデパスといった商品名の睡眠薬は、もし販売されていたとしても購入してはいけません。
副作用を把握しておく
個人輸入には、「使用・服用はすべて自己責任」という前提があります。
服用した薬のせいで、大きな副作用に見舞われたり重い体調不良が続いたとしても国の救済措置を受けることができません。
(※処方薬で健康被害が起こった場合には、救済措置を請求できます)
睡眠薬の効果や価格にばかり目を向けて、副作用の可能性について何も知らないままでは非常に危険なのです。
めまい
ふらつき
前向性健忘
催奇形性(妊娠中)
前向性健忘は、睡眠薬を服用してから眠りにつくまでのあいだのことを覚えていない記憶障害です。
無意識で行動している場合があり、知らないうちに運転や料理などをはじめては大変危険。
就寝準備を万全に整えておき、安全が確保できている状態で睡眠薬を服用するよう心がけましょう。